「マンガ大賞2022」の最終選考ノミネート作品であり、66ptを獲得して第3位となった、真造圭伍氏の『ひらやすみ』。
最新巻の第3集が2022年4月28日に発売され購入しましたのでレビューしていきます!
まずは結論
おすすめ度:★★★★
この作品は、普通の”日常生活”を描いた作品ですので、ビックリするような急展開になったりというのはありません。よって最新巻もこれまで同様、安心して”ひらやすみ”という作品を堪能することができます。
ただ、この巻から各キャラクターのそれぞれの恋模様が描かれ始めてきまして、ちょっぴりふわっとするようなモヤモヤっとした気持ちになれます。
主人公のヒロト君の過去のこともいつになったら深掘りされるのか気になるし、今回から始まった恋模様の行方も気になるしで、今後の展開がさらに楽しみです。
あらすじ紹介
『ひらやすみ』あらすじ
生田ヒロト、29歳、フリーター。定職なし、恋人なし、普通ならあるはずの?将来の不安も一切ない、お気楽な自由人です。
そんな彼は、人柄のよさだけで、仲良くなった近所のおばあちゃん・和田はなえさんから、タダで一戸建ての平屋を譲り受けることに。
そして、山形から上京してきた18歳の従姉妹・なつみちゃんと2人暮らしを始めました。
しかし、彼の周りには生きづらい“悩み”を抱えた人々が集まってきて…
ポイント① 独特な読破後の気分
完全に余談ですが、私は『ひらやすみ』を読む時には、お茶を片手に、時間と心に余裕を持ってからまったりと読みます。
忙しい最中には読みません、というか読めません(汗)
これはここ数年流行っている(?)、『女の園の星』『カラオケいこ!』等の和山やま先生の漫画とかにも共通しているような気がします。
読破後の【独特な後味】が、もちろん人と時間を選ぶかもしれませんが、また格別だったりします。
ハマる人にはハマりますよね。
ポイント② 昭和感のある絵や雰囲気
絵のタッチやコマの雰囲気、書き込みの仕方など、”昭和の懐かしさ”を醸し出していて(いいひと。などを彷彿とさせる)、なんかハイテンポな少年漫画などとは全然違う時間の流れ方をしていることが感じれます。
しかし、それは同時に”飽きられやすさ”にも繋がってくるため”良い塩梅”が必要になってくるのですが、今のところ『ひらやすみ』に不満はありませんね。
手書き感が個人的にツボです。

この漫画を読むと、セワシナク働いていることに疑問を持つようになりマス…

ハハハ…その気持わかるよ。
主人公のヒロト君のホンワカしたところがとても好印象だよね。
少し影のある部分もさらに気になるし。

ワタシも平屋一軒家に住みたい、そう思いました。
最後にまとめ
評価は『星3つ』で、集めている方はもちろんマストバイ。
ただし、良くも悪くも”急いで読まなくてはならない!”みたいな追い込まれ方はしない漫画でもあるため、すぐに買ってくださいという感じでもないかなとも思います。
間違いなく面白い漫画ですがね!
ちなみに、”○巻”ではなく”第○集”の表記であるところに、何かこだわりがあるように感じますが如何に??