チ。-地球の運動について-第8集(完結)【7月新刊】

2022年11月1日

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【2022年最新】今ガチで面白い漫画の最新刊購入レビュー！名作がまた誕生しました

　「マンガ大賞2022」では第2位、「このマンガがすごい！2022」ではオトコ編第2位とどちらの賞も1位に迫る勢いの、本当におすすめしたい面白い漫画『チ。-地球の運動について-』の最終8集が発売されたので購入しました！

こういう完結の仕方って、なんか素敵に感じました。また、最後の巻だけ「黒」って憎い。

ただしそのおかげで、”写真撮影してる私が反射して映り込んでいる”のはご愛嬌ということでお願いしますｗ

まずは結論・おすすめ度の発表

おすすめ度：★★★★★

地動説を巡ってのこれまでの登場人物たちの長きに渡る争い(戦い)が終わり、最後まで見逃せない展開でした。最終巻とのことだったけれど、途中まで「これ本当に終わるの？？」と疑ってしまうような展開でしたが、残り2話くらいでギュギュっとまとまりました。どうやって終わるんだろうなと心配もしていましたが、私としては「見事な終わり方」だったように感じました。
まさにこれまでの集大成的な内容でした。最終巻も、セリフも多く、いつもの難しいセリフ回しもさらに難しかったのですが、これまでこの作品を読んできた読者だからこそ理解ができると言いますか、「読者を育ててくれた」のを感じることができて感動しました。補足知識ですが、ビジネスの世界にも「顧客を育てる」という考え方がありますが、まさにそれでした。素晴らしかった！
終わってみて思ったのが、「また1巻から読み直してみよう」という思いでした。そうすることで、もうちょっと理解が進むような気がします。この作品は本当に近年まれにみる名作漫画のひとつです。文学書のような一面もありますので、是非いろんな方に読んでもらいたい作品ですね。
最後に、「アニメ化」されるそうです！　しかも「マッドハウス」が製作を担当とのこと。どんな仕上がりになるのか楽しみですね。また、これからさらに人気が出ていきそうな予感がしますね。

作品内容について

タイトル	チ。-地球の運動について-
作　者	魚豊(うおとよ)
ジャンル	SF、歴史
掲載誌	ビックコミックスピリッツ(講談社)
巻　数	全8巻（完結済み）

　2020年42・43合併号より「ビッグコミックスピリッツ」にて連載スタート、現在は完結しております。

15世紀のヨーロッパを舞台にして、禁じられた地動説を命がけで研究する人間たちの生き様と信念を描いた作品です。

タイトルに戸惑わされてしまいますが、間違いなく「名作」です。

あらすじの紹介

　真理に命を懸けた者達の物語、堂々完結。「地動説」出版を目前に、審問官達に追い詰められつつも仲間の犠牲により包囲網を抜け出せたドゥラカとシュミット。しかしノヴァクが迫りくる!!　一縷の望みを懸け、ドゥラカ達が向かう先とは。「真理」に命を懸けた者達の、そして「地動説」の結末は!?　動かせ。歴史を、心を、運命を、星をー